概要
農山村に暮らす中で、ひきこもり状態に陥り、生活困窮でありながら、古い郷村制が残る閉鎖性のために世間体を気にし、外部からの支援を忌避してしまっている者が、その事態を複雑化・深刻化させて、最悪の結果で孤独死という結末となることを防ぐことを目的に、ひきこもり者の多くが興味を持ち、社会復帰の望みを託すパソコンを利用して家から講習会場へ引き出し、その教室で集い語らう中から、本人が気づき、動機づけを高めることで、社会的なつながりの構築・維持を目指します。
訪問型相談窓口「チャンスの扉」の設置と運営
①目的:田舎のしがらみから自ら相談しづらい生活困窮者に対して、民生委員などの協力を得ながら、支援が届いてない方を発見し、訪問型で相談を受け、本パソコン講座への参加などの生活改善の情報提供を行い、必要に応じて各専門機関につなぐことで、社会復帰の「チャンスの扉」を開きます。
②内容:
(1)相談役の傾聴専門員の育成:傾聴を行うための講義をする。
(2)傾聴ルールブックの作成と提供:被支援者の安心のために提示できるルールブックを作成する。
(3)訪問活動の実施:地元民生委員や区長からの紹介または同伴のもと、10自治区ごとに各地区のひきこもり者を訪問する。
(4)SNSによる情報提供:活動の理解拡大のため、SNSに発信する。
③場所:
A)(1)(2)は、サロンラポール
B)(3)は、市内全域
C)(4)インターネット上に全公開
④日時:
A)(1)は、令和7年6月~7月
B)(2)は、令和7年8月~9月
C)(3)は、令和7年9月~令和8年2月
(月に2日、1日2人 全12日24人を訪問予定)
助成
WAM助成(社会福祉振興助成事業)の
令和6年度WAM助成(補正予算事業)